スピーカーを「隠す」という選択肢——SONANCE 隠蔽型スピーカー・サブウーファーのご紹介
会議室・ホール・ロビー・礼拝堂——音響設備を整えたいが、スピーカーを「見せたくない」という場面があります。
天井や壁に黒いボックス型スピーカーが並ぶと、どれほど内装にこだわっても空間の印象が変わってしまいます。
かといって、スピーカーなしで音響品質を確保するのは難しい。
そのジレンマを解決する選択肢として、SONANCE(ソナンス)プロフェッショナルシリーズをご紹介します。
先日参加した九州メディア総合展(QBE2026)で実機を確認し、改めてご紹介することにしました。
メインスピーカーとサブウーファーの写真
取り扱い元のビーテックより、James by Sonance(ジェームス・バイ・ソナンス)のメインスピーカーとサブウーファーの写真を提供いただきました。
右の白い正方形パネルがメインスピーカーの「顔」です。
これが壁や天井と面一に収まり、塗装仕上げにすることで見た目上スピーカーの存在を消せます。
左のサブウーファーは床下や収納内部に隠蔽し、ダクト経由で低音を放射します。
SONANCEとは
SONANCE(ソナンス)は米国のアーキテクチャルオーディオブランドです。
「建築に音響を溶け込ませる」をコンセプトに、住宅・商業空間向けの高品位な隠蔽型スピーカーを専門に製造しています。
国内はビーテック株式会社が取り扱っています。
何ができるのか
壁・天井に完全に埋め込めるスピーカー
グリル面だけが壁と面一になる設計で、塗装仕上げも可能なモデルがあります。
設置後は「スピーカーがどこにあるかわからない」状態を実現できます。
会議室・セミナールームであれば、壁面や天井にスピーカーが存在することを感じさせずに、明瞭な音声を届けることができます。
床下・壁内に隠蔽できるサブウーファー
今回展示会で特に目を引いたのが、隠蔽型サブウーファーです。
本体を床下や収納内部に設置し、ダクトを通じて壁面や床のグリルから低音を放射する構造です。
「サブウーファーを置きたいが、箱を置く場所も見た目も困る」という要望に応えられます。
ホテルのパーティールーム・結婚式場・礼拝堂・高級感を重視した会議室などで、デザインを一切妥協せずに低域の厚みを加えることができます。
実際の設置工程は公式動画でご確認いただけます(壁内埋め込みスピーカーの施工例)。
隠蔽サブウーファーのシステム構成(本体・ダクト・床グリル)は下記動画の6分50秒あたりから確認できます。
音質について正直なところ
「スピーカーが見えないなら音質も?」という疑問は当然です。
実機を聴いた感想として、設備用途として十分な音質です。
会議室・ロビー・礼拝堂での拡声・BGM再生といった用途では、まったく問題ありません。
ただし、「完全に隠蔽でき、かつ設備用途に十分な音質」という事実そのものに価値があります。
隠蔽できるスピーカーは製品の選択肢が少なく、隠蔽しながら業務用途に耐える音質を持つ製品となるとさらに絞られます。
音質より意匠を優先したい案件では、この製品の存在感は大きいと思っています。
こんな案件に向いています
- 礼拝堂・チャペル:内装の荘厳さを損なわずにBGMや拡声を整えたい
- ホテルのロビー・レストラン・宴会場:天井・壁のデザインにこだわりがある
- 美術館・ギャラリー:作品や空間の邪魔をせずに音声ガイドや環境音を流したい
- 高級感を重視した会議室・役員室:設備感を出さずに音響を整えたい
- 結婚式場:装飾に影響を与えずに音響を組みたい
正清電器での取り扱いについて
正清電器ではビーテック株式会社を通じてSONANCEプロフェッショナルシリーズを取り扱っています。
意匠案件の音響設計では、スピーカーの選定だけでなく、配線ルート・アンプの設置場所まで含めてトータルで設計する必要があります。
さらに、隠蔽設置ではスピーカーの向きや放射位置に物理的な制約が生まれるため、設置後の音響調整が必須です。
測定器を用いた現場調整で、隠蔽による音響的なデメリットを最小化し、空間全体に均一な音を届けます。
設計から施工・音響調整まで一社で完結できるのが正清電器の強みです。
「こういう空間で音を出したいが、機器は見せたくない」というご相談から承ります。
現地調査・お見積りは無料です。
お気軽にご相談ください。
☎ 096-379-1234(月〜土 9:00〜18:30)
関連ページ: 法人・施設向けサービス / 会議室・セミナールームの音響映像設備